建築士会について

建築士会とは

建築士会は、建築士法の規定によって、都道府県ごとに設置された公益法人です。
建築士会の目的は、建築士法によって次のとおり明示されています。

  1. 建築士の品位の保持と業務の進歩改善
  2. そのための会員の指導と連絡

社会に対しての主な活動

●各種コンクールの実施
住まい、街づくり等に関する作文や絵画、建築作品等のコンクールを実施しています。

●建築関係団体との連携
建築関係団体と協力し、建築界の諸問題の検討をしています。

●建築行政への協力
「違反建築防止週間」「建築物防災週間」等の行事に協力しています。建築士試験の申し込み受け付け、建築士の免許登録申請、免許証の交付事務等を行っています。公的機関の要請により、「建築相談員」裁判所の「鑑定人」等の推薦及び「住宅性能保証制度」ヘの協力を行っています。

会員に対しての主な活動

●建築士会全国大会
建築士会会員が建築士の連携と意識の高揚を図るため、毎年開催地を変え、会員が一堂に会し式典、記念講演等を行っています。

●講演会・勉強会等の開催
建築内外の一流講師による講演会を行っています。

●レクレーション
会員の親睦を図るためにゴルフ・ソフトボール、バーベキューを行っています。。

●研修ツアー・現場見学
住宅・特殊建築物等話題作の見学、建築関連産業の視察視察等を行っています。

●会誌と図書の発行
各建築士会において会誌を発行しています。建築関連法規・建築技術に関する図書をはじめ、建築基準法に基づく諸願届出用紙等を発行しています。

●女性建築士フォーラムの開催
女性建築士が主催し、毎年情報交流及び実践活動等意見の交換を行っています。

●継続学習の取り組み
建設大臣・知事指定「建築士のための指定講習会」の開催。会員の知識と技術の向上を図り、建築関係法令をはじめ構造・設備・施工・業務のOA化等の研修、講習会を開催しています。

●青年建築士の集い
青年建築士を中心に毎年開催し、情報交流及び実践活動等意見の交換を行っています。

●委員会・部会の活動
各種委員会・部会が設けられ、活発な活動を行っています。

会員のメリット

●各種講習会・講演会・催し物等の情報提供
会員になると、建築基準法改正講習会、あるいは各界著名専門家による講習会、建築界共通のテーマを取り上げたシンポジウム等の案内をすると共に、催し物には会員割引等の特典が受けられます。
 ○優良会員への表彰がある。
 ○慶弔制度がある。

●地域実践活動に参加できる
青年・女性・まちづくり委員会等があり、会員相互の研修と交流のための様々な活動を展開し、建築士会の組織に新しい風を送り続けていますので、ぜひあなたも参加して下さい。
 ○建築士会主催の設計競技に参加できる。
 ○親睦行事に参加できる。

●建築情報誌の配布
会員になると、都道府県建築士会の連合体である日本建築士会連合会の会報誌「建築士」と当建築士会の発行する「かわらばん」が毎月届けられます。

●委員会活動に参加できる
現在、委員会は会務運営事業遂行、学術研究のため、重要な役割りを担っています。
 ○全国大会に参加できる。
 ○全国大会フォーラムで意見発表の場がある。

入会者の声

設計事務所の方

建築士会には「設計」「構造計算」「インテリアデザイン」「施工管理」など色々な人が集まっています。その中に身を置き、イベントや講習会に参加する中で数々の交流が生まれます。建築士会は様々な専門家が集まり問題や課題に多角的な解決案が出せる集団です。

職人の方

建築士は様々な分野で活躍中ですが、個人として加入できるのが「建築士会」であり、その個性を活かし知識や経験を持ち寄って更にスキルアップを図ることができるのが特徴です。CPD・専攻建築士など益々期待される「建築士会」に是非ご参加ください。

工務店の方

ひとくちに「建築士」と言っても技術だけではなく色々な分野の知識が要求される職業です。建築士会には経験豊富な方々が沢山いらっしゃいます。イベント等の交流会に参加して「人生の先輩」達の話に耳を傾けるだけでも自身のスキルアップに役立っております。

役所の方

一口に「建築」といっても専門分野は幅広く全ての分野に精通している建築士は稀ではないでしょうか?建築士は業務を通じてスキルアップを図るものですが、日常業務の繋がりだけでは足りないのも事実。建築士会はこうした面を補充できる集まりです。

専攻建築士・CPD制度について

●「専攻建築士制度」とは、消費者に対して専門家として社会に責任の取りうる業務領域(専攻専門領域)を認定・登録し社会に示す制度です。
「建築士」の業務は、多様に専門分化しながら上流・下流に拡大しています。建築士は「法に守られた資格者」として自らの専攻・専門分野を、実務実績をベースに消費者に示す<社会的責任>があります。

専攻建築士制度についてはこちら

●「建築士会継続能力開発(CPD)制度」は「建築士法 第22条」に基づいて、「建築士会」が継続能力開発を行っている人の実績を確認して証明し、表示する自主制度です。
「建築士」の付託された社会的責務を全うするために、必要な継続能力開発と専攻領域及び専門分野に見合う能力開発の内容を社会に明示することを目的にCPD制度を平成14年11月より開始しました。建築士を取り巻く環境変化や諸問題に対処すべくCPD制度に登録し、CPD手帳を手に積極的に研修に参加し、実績を社会に示すと同時に、新たな自主資格認定制度である「専攻建築士」を目指しましょう。

●CPDで社会に示す建築士の評価
CPDの参加には建築士会会員登録が必要です 「CPD制度」は、まじめに努力している会員建築士を建築士会が応援する制度です。
CPDは専攻建築士に必要な単位です。
専攻建築士を目指して、 または消費者への信頼の証しとして、 たくさんの会員が参加しています.。

CPD制度についてはこちら